がん保険、ワリカン型 リスクを加入者でシェア

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新宅あゆみ
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 がんになった人への支払い保険金を、残りの保険加入者で後から割り勘にして保険料を集める「わりかん保険」を、少額短期保険のジャストインケース(東京都)が28日売り出した。通常は保険会社が保険料をあらかじめ計算して顧客から集める。この保険は実績額をもとに計算するため、透明性が高い特徴がある。

 がんと診断された人は一時金80万円が支払われ、それをまかなえる保険料を加入者で割り勘にする。例えば加入者1万人で、がんになった人2人に計160万円を払う場合、保険金(160万円)を、残りの加入者(9998人)で割った額に、会社側の管理費(30%)を上乗せする。保険料は1人229円となる。

 保険料は原則割り勘だが、がんになる人が多くて費用が膨らむ場合、保険料は世代別に異なる。保険料は上限があり、20~39歳500円、40~54歳990円、55~74歳3190円。保険料高騰を防ぐとともに、がんにかかりやすい高齢者の保険料を高くしてリスクに応じた負担とする。

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 解約はいつでも可能で、がん…

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