「大関から転落が決まり…」豪栄道、引き際の思い語る

有料記事

森下裕介
[PR]

 大相撲の大関豪栄道(33)=本名・沢井豪太郎、大阪府出身、境川部屋=が29日、東京・国技館で引退の記者会見に臨み「やり切った気持ちで満足している。大関から転落が決まり相撲を取る気力がなくなったというのが一番」と引き際を決めた理由を語った。今後は年寄「武隈(たけくま)」として境川部屋で指導にあたる。

 自身9度目のカド番だった初場所で5勝10敗と負け越し、関脇転落が決定。地元大阪の春場所前の引退に「楽しみに待っていた大阪の人には申し訳ないが、気力のない相撲を皆さんの前で取るわけにはいかない」と語った。2014年名古屋場所後に大関へ昇進し、16年秋場所の初優勝は全勝で飾った。現行のカド番制度になった1969年名古屋場所以降で9位の長さとなる33場所在位し、負け越しは10度で3番目の多さだった。

 幕内通算587勝442敗66休。三賞は殊勲5度、敢闘3度、技能3度。

ここから続き

■成長見守った地元大阪…

この記事は有料記事です。残り893文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません