秋篠宮ご夫妻、福島の台風被災地を訪問 農家見舞う

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飯島啓史

 秋篠宮さまご夫妻は28日、昨年10月の台風19号による農家の被災状況を視察するため、福島県を訪れた。ご夫妻が県内を訪問するのは令和になって初めて。

 ご夫妻は午前11時半ごろ、伊達市梁川町で柿やモモを育てる農家の宍戸里司さん(68)の家を訪れた。台風19号による大雨で、宍戸さんの畑は阿武隈川の氾濫(はんらん)により約90アールが浸水。モモや柿の木が被害を受け、柿の収穫量は3分の1に減った。秋篠宮さまは宍戸さんから被害の説明を聞き、「大変でしたね」と声を掛けていた。

 その後、ご夫妻は宍戸さんの畑に近い阿武隈川沿いの堤防へ移動し、雨の中、傘を差しながら浸水した畑の様子を視察した。秋篠宮さまは畑に残った木片などを見て、「あそこまで水が流れてきたんですか」と聞いていた。

 宍戸さんは、県北特産のあんぽ柿を食べた秋篠宮さまから「またおいしいあんぽ柿を楽しみにしています」と話しかけられたという。

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 伊達市のあんぽ柿は震災前に…

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