ノムさんの教え、今も脈々 十数年経っても続く師弟交流

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杉山圭子
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 プロ野球界の名将・野村克也さん(84)が監督を務めて話題となった社会人野球のシダックスのOB会が25日、東京都内で開かれた。チームは2006年限りで廃部となったが、師弟の交流は続いている。野村さんは「指導者になっている人が多く、教えを引き継いでくれるのはうれしい」と感慨深げだった。

 会には元選手ら50人が集まり、近況を報告し合うなど懇談した。独立リーグの監督を経て、今季から日本ハムの投手コーチを務める武田勝さん(41)、立正大監督の坂田精二郎さん(45)ら、出席者の多くがプロや社会人、高校、大学の指導者として活躍している。

 同じ捕手として、データを重視し頭を使った野村さんの「ID野球」を日々学んだ坂田さんは「配球にしても、二段構え、三段構えで準備をし、先を読む。野村監督の教えが自分の野球の原点です」。引退後、その教えをもとに学生たちを指導し、一昨年秋には明治神宮大会優勝に導いた。

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 武田さんは「野村監督から学…

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