スペースジェット、6回目の納入延期へ 販売計画影響も

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初見翔
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 国産初のジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」について、開発する三菱航空機は納入を延期する方針を固めた。これまで「2020年半ば」を掲げていたが、来年以降に遅らせる。納入の延期は6回目となる。度重なる納入延期で、航空会社からの受注キャンセルや投資回収計画の遅れが懸念される。

 親会社、三菱重工業の第3四半期決算会見が予定されている2月上旬にも表明する見通し。

 スペースジェットをめぐっては、最新の設計変更を反映した試験機が今月完成。安全性を高めるために電子機器や配線のレイアウトを変更したが、完成は当初の計画より半年遅れた。そのため、当局から安全性のお墨付きである型式証明(TC)を得るために米国で続けている飛行試験のスケジュールも遅れたことが響いたとみられる。

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 スペースジェットは08年に…

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