オリパラ公式服、ドン小西さん「これが日本らしさ?」

有料記事

斉藤佑介
[PR]

 東京五輪パラリンピックで日本選手団が開会式の入場行進で着る公式服が、白のジャケットと赤のズボン、キュロットに決まった。1964年大会の公式服を意識しつつ「さわやかさ」を演出するため、当時とは逆の配色に。「共生社会」の象徴として、今回初めて五輪、パラリンピック共通のデザインとなった。

 24日で五輪開幕まで半年となるのを前に、日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会が23日に発表した。「ニッポンを纏(まと)う」がコンセプトで、白ジャケットには「工」の文様が組み合う「工字繫(こうじつな)ぎ」をプリントするなど、日本の伝統文化を表現している。結団式などで着る式典用は、紺のジャケットに金ボタンをあしらった。

 担当したのは大会公式スポンサーで紳士服メーカー「AOKI」。64年東京五輪当時の上が赤、下が白の配色案なども検討。一方で、夏の暑さを考慮し、「涼しげでさわやかな輝きを」と逆の配色をJOC側に提案し、選ばれた。素材には通気性と伸縮性の工夫も施した。

 代表をめざす馬術黒木茜選手は「開会式で手を振りながらこのユニホームで行進したい。あと半年、一日一日を大切に過ごしたい」と話した。

 公式服は五輪約1100人、パラリンピック約500人の計1600人の選手団に用意する。同社とアシックスが担当するテクニカルユニホームもこの日発表され、審判など約5千人分が用意されるという。斉藤佑介

賛否「紅白で縁起良し」「一昔前の感じ」

ここから続き

 東京五輪・パラリンピックで…

この記事は有料記事です。残り973文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません