【アーカイブ】長嶋茂雄、脳梗塞でアテネ行き断念「悔しいなんてもんじゃなかった」

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平出義明
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【2011年8月8~9日夕刊】

――2004年3月に脳梗塞で倒れ、リハビリテーションを欠かさない毎日だそうですね

 病に倒れ、まる7年が過ぎました。日常生活は、体を少しでも元の状態に戻すことを目指して、リハビリを最優先にしています。

 リハビリは午前8時、45分間のウォーキングで始まります。雨の日も風の日も、雪が降ったときに休んだくらいで、ほとんど欠かしたことはありません。

 自宅に戻ると、マッサージなどを受けます。午後はリハビリ病院でトレーナーと一緒に、スポーツジムにあるような器具を使って全身を1時間動かします。

 「合宿」と称して時々、施設できついリハビリに4日間集中します。2時間半かけて、不自由になった右腕の動きを取り戻すだけでなく、全身の筋肉を強化します。ウォーキングのほか、自転車型トレーニングマシンでヒザを鍛え、腕や脚の筋肉、背筋、腹筋に負荷をかけます。

 体を休められるのは土、日ですが、それでも時間があれば、硬さが違う数種類のボールを握ったり、超音波での治療をしたり。ほとんどリハビリ漬けの生活です。

 ――効果はいかがですか

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 野球なら「練習はウソをつか…

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