イラクの米軍基地にまたロケット弾 けが人の情報も

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ドバイ=高野裕介
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 米国とイランの対立で緊張が高まるなか、米軍が駐留するイラクの首都バグダッド近郊のタジ基地に14日、ロケット弾が撃ち込まれた。地元メディアによると、けが人がいるとの情報もある。イランの革命防衛隊司令官がバグダッドで米軍に殺害されて以降、イラクで米関連施設を標的にした攻撃が相次いでいる。

 イラクでは米大使館や政府機関が集まる「グリーンゾーン」と呼ばれる地域にロケット弾が撃ち込まれる事件も起きるなど、混乱が続いている。12日にはバグダッドの北約80キロにあるバラド空軍基地が攻撃を受けた。

 これまでのところ、今回の攻撃に関する犯行声明は出ていない。だが、イランの精鋭部隊・革命防衛隊のソレイマニ司令官らが今月3日に殺害されたことを受け、イラクでは親イラン武装組織による報復攻撃が懸念されている。米国とイランの全面衝突はいったん回避されたが、米関連施設を狙った攻撃が続いて米側に死傷者が出ることになれば、再び緊張が激化する恐れがある。

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