米、中東に3500人増派へ イラクの米国民に退避要請

有料記事イラン司令官殺害

ワシントン=園田耕司 土佐茂生
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 米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をイラク首都バグダッドで殺害して地域の緊張が高まる中、米国防総省当局者は3日、米軍部隊3500人を中東地域に増派する方針を明らかにした。複数の米メディアが伝えた。米軍はイランの支援する武装組織を狙ったイラクでの空爆を続けており、米イラン間の軍事衝突の懸念が強まっている。

 中東地域への米兵部隊の派遣をめぐっては、昨年末のバグダッドの米国大使館前での大規模デモを受け、既に750人を増派している。今回の増派は、同地域で高まっている脅威に対応するためだとしている。

 また、AP通信などによると、ソレイマニ司令官殺害から約24時間後に、米軍は新たにバグダッド北部でイスラム教シーア派武装組織の車両2台を空爆し、民兵5人が死亡した。武装組織側は、医療班が攻撃されたとしている。

 バグダッドの米国大使館は3日、イラク国内の米国市民に対し、直ちに国外退避するように求めた。「可能であれば飛行機による退避が望ましいが、出来なければ陸路で別の国に出国するべきだ」と呼びかけたうえで、大使館には近づかないように求めた。

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