東京五輪の卓球日本代表(男女3人ずつ)が内定した。6日、日本協会が発表した。団体戦要員の3人目は、男子が4大会連続の五輪となる水谷隼(木下グループ)、女子は平野美宇(日本生命)が初の代表をつかんだ。
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感情の起伏を、素直に言葉に乗せる。それが卓球女子、平野美宇(日本生命)の魅力だ。
「五輪って、すごくキラキラしているように見えませんか? けど、そこに行くまでは全然そんなんじゃない。本当にもう、泥沼だなって」
2019年9月、インドネシア・ジョクジャカルタのホテルのロビーで話を聞いた。東京五輪シングルス代表2枠をめぐる選考レースが佳境を迎えていた。ボーダーライン上で戦う気持ちや、将来像を明かしてくれた。
「私、伝説の選手になりたいんですよ。国民栄誉賞みたいな。何十年後でも名前が出てくる人。あー、たたかれるな、これ」
早くから頭角を現し、天才と呼ばれた。でも、歩んできた道のりは挫折であふれている。
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16年リオデジャネイロ五輪…
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