(特派員メモ)写さないで けど自撮り攻め @イラク・バルダラシュ

有料記事

高野裕介
[PR]

 中東で取材をすると、恒例の儀式が待ち受けている。記念撮影である。

 「あなたが質問している雰囲気をもっと出して」と注文をつけてきたのはサウジアラビアの女性。知らぬ間にインスタグラムに投稿され、要人取材のような格好いい写真になっていた。

 イラクでは、政党のメディア担当者と雑談したら、いつの間にか「日本から来た記者が難民問題で○○と語った」と写真付きでSNSに。米国がテロ組織に指定するグループの戦闘員は「顔が割れるとまずい」と撮影を断りつつ「俺のカメラに一緒に写ろう」。

ここから続き

 政治家や軍高官が相手だと…

この記事は有料記事です。残り284文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら