次期戦闘機に100億円超 日本、主導権とれるか焦点

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相原亮 笹井継夫 山下龍一
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 航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、政府は来年度予算案で初めて開発経費100億円超を計上する方向で調整に入った。政府は、日本が主導する形での米国や英国との共同開発を模索しているが、連携先をめぐってすでに水面下でのさや当てが始まっている。今後、米国などとの交渉で日本がどれだけ主導権を握れるかが焦点だ。

 「(次期)戦闘機は、我が国が主導して開発する。来年度、しっかりと予算確保をやってまいりたい」

 河野太郎防衛相は12日、自民党本部で開かれた会合でこう力を込めた。来年度の予算額は100億円超で調整に入り、麻生太郎財務相との折衝を経て、17日に金額を確定させる予定だ。

 次期戦闘機をめぐり、政府は昨年12月の「中期防衛力整備計画」で、「国際協力を視野に、我が国主導の開発に早期に着手する」と明記。政府は今回、共同開発となってもエンジンなどの主要部分を含めて、独自開発の割合を50%以上にして「日本主導」を確保したい考えだ。

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