愛知)藤井七段、今年の漢字は「研」 名古屋のイベント

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滝沢隆史
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 高校生棋士の藤井聡太七段(17)が8日、名古屋市であった将棋ファンのイベントに登場した。1分間に7手詰めの詰将棋を17問解き、約700人で埋まった会場を驚かせたほか、「トップ棋士との対戦で自分の中の考えを深められた」として、この1年を「研」の漢字一文字で表した。

 藤井七段は、プロも多く参加する詰将棋解答選手権で5連覇中。師匠の杉本昌隆八段(51)も挑んだが、正解は9問にとどまった。藤井七段は41手詰めの難問にも挑戦し、1分もかからずに正答。「分かりやすい手順だったので」と涼しげな顔だった。

 会場などからの質問にも答えた。「将棋の神様に何をお願いしたいか」と問われ、「神様がいるのなら、1局お手合わせしてもらいたい」。ここでも会場がどよめいた。「対局中に驚いたことは?」の質問には、「デビュー戦で加藤(一二三)先生が、かばんからカマンベールチーズを取り出したことです」と笑いを誘った。イベント終了後に記者会見した藤井七段は今年を振り返り、「トップ棋士と多く対戦し、中盤の時間の使い方など現状の課題を知ることができた。反省を来年につなげたい」。

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