その愛でいい?心刺さるみくじ 連続で引いた残念な言葉

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佐藤圭司
【動画】大阪府松原市の布忍(ぬのせ)神社の「恋みくじ」=佐藤圭司撮影
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 もうすぐ、お正月。初詣(はつもうで)で、おみくじを引く人も多いはず。大吉で喜び、凶で嘆くのが普通なのだが、大阪府松原市の布忍(ぬのせ)神社の寺内成仁(なりひと)・宮司(70)は悩んでいた。「みくじは神の言葉。その真意を読み解いて欲しいのに」と。

 それなら、吉凶の無いみくじを作れば良い――。1999年、寺内宮司に天啓が訪れたとは言い過ぎか。

 旧知の京都府出身の現代美術アーティスト、イチハラヒロコさん(56)に相談した。信頼の厚い2人が作り上げたのは36種類。恋愛だけでなく、家族の愛情や仕事に関することなど突き刺さる短いフレーズが、はがきと同じ大きさの紙に躍る。

 誕生から20年。寺内宮司は悲喜こもごもの物語を見てきた。

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