米軍基地で銃乱射容疑のサウジ軍人、米嫌悪のツイートか

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ニューヨーク=鵜飼啓
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 米東部フロリダ州のペンサコーラ海軍航空基地で6日朝に銃乱射事件があり、3人が死亡した。容疑者は射殺されたが、基地で訓練を受けていたサウジアラビア軍人と判明。容疑者は事前に米政府のイスラム教徒への対応を批判する書き込みをSNSにしていたとの情報もあり、連邦捜査局(FBI)がテロの可能性もあると見て調べている。

 同州のデサンティス知事によると、容疑者はサウジアラビア空軍から訓練のために派遣されていた。同基地には、外国の軍からの訓練を受け入れる部局や訓練施設が置かれており、司令官によると数百人の外国人が訓練を受けている。AP通信によると、容疑者は2017年8月から3年間の予定で同基地で訓練を受けていた。

 事件は6日午前7時前、教室のある建物で発生。容疑者は拳銃で犯行に及んだ。基地内では警備要員以外は銃器の持ち込みを禁じられているという。事件ではほかに8人が負傷。容疑者は駆けつけた警官に射殺された。

 動機ははっきりしていないが、AFP通信は、イスラム過激派や白人至上主義グループの動向を監視するSITEインテリジェンスグループの情報として、容疑者が事前にツイッターに「米国は全体として邪悪な国になった」「私はお前たちを嫌悪する。毎日、お前たちがイスラム教徒に対してだけでなく、人道に対する罪も支えているからだ」などと書き込んでいたと報じた。

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 また、ニューヨーク・タイム…

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