成田空港の発着時間が午前0時まで、開港後初めて1時間延長されてから、27日で1カ月になる。成田国際空港会社(NAA)によると、延長された午後11時以降の発着は平均1日4便強。騒音下の住民らからの苦情件数は以前と大きくは変わらないというが、改善を求める動きもある。
成田空港の発着時間は開港以来、午前6時~午後11時とされてきた。10月27日からは、地元自治体などと合意した機能強化策の一環として、A滑走路に限り午前0時までに拡大し、10便としていた午後10時以降の便数制限も撤廃した。
NAAの集計では、今月24日までの29日間で午後10時以降の発着は562便。出発462便、到着100便で、平均1日約19便だった。大型双発機のボーイング777が最多の132便。続く大型4発機のボーイング747の125便はすべて貨物便だった。格安航空会社(LCC)の運航が多い小型双発のエアバス320は107便だった。
午後11時台は出発109便…