島根)幻の「広浜鉄道」遺構に転落防止柵設置 浜田

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水田道雄
【動画】「幻の鉄道」橋に柵が完成 住民ら通り初め=水田道雄撮影
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 浜田市広島市を結ぶ鉄道として、戦前と戦後の2度にわたり着工したもののいずれも完成を待たずに工事が中止された幻の「広浜(こうひん)鉄道」の島根側ルート、今福線。浜田市佐野町にある橋に、転落防止柵が設置され、立ち入り禁止が解除された。観光振興への弾みになればと、地元の期待も高まっている。

 柵が設けられたのは、1971年に完成した「第一下府(しもこう)川橋梁(きょうりょう)」。17日に現地で通り初め式があり、それまで立ち入り禁止だった橋の上を通れるようになった。

 市によると、第一下府川橋梁は長さ86メートル、高さ14メートル。そばには、戦前に完成した旧線の4連アーチ橋や、新線の「下長屋トンネル」(長さ1633メートル)などの遺構が残る。

 98年、旅行会社が発行した…

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