「ペットボトル買いません」立憲、プラごみ削減で実践

井上昇
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 まずは隗(かい)より始めよう――。立憲民主党は今月から、ペットボトルに入った飲料の購入をやめた。環境政策を推進する立場から、プラスチックごみ削減に率先して取り組む姿勢を示すねらい。所属議員らには党の会議などへのペットボトルの持ち込みを控えるよう呼びかけ、缶や瓶の飲み物に順次変更する。

 全廃方針は、来年7月から始まる小売店でのプラスチック製レジ袋の有料化を受けたもの。立憲は一部の特殊な袋は対象外とする政府方針を批判。全ての袋を有料化するよう環境省に申し入れ、自党の立場を示そうと全廃を決めた。

 枝野幸男代表は7日の記者会見で「個人を含め全てをいきなり(廃止するの)は難しいが、党の行う会議においてはペットボトルを使わない。国の制度を待つことなく、一人ひとりの行動の大切さを実践していきたい」と説明。プラスチックゴミの削減に一役買おうと、枝野氏自身も新たに水筒を購入したという。

 在庫として残っているペットボトル飲料は、党職員らが会議以外で飲み干す予定だ。(井上昇)

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