(9日、J1 横浜マ4-2札幌)
試合開始からわずか2分。横浜マの先制弾がネットを揺らした。
「試合前から狙っていた」。FWエリキは、ペナルティーエリアを出てパス回しに参加していた相手GKに、猛然とプレスを仕掛けた。焦る相手からボールを奪うと、そのまま無人のゴールへ流し込んだ。
どよめくスタンドを横目に、その2分後。今度は、FW仲川が相手に一度クリアされながらも再び上げたクロスに、エリキが頭で合わせてゴール左へ。4分間で2得点。この怒濤(どとう)の攻撃こそが、横浜マの強さだ。
相手も攻撃が得意なだけに、その後はリスクを避けて守備重視にシフトする選択肢もあっただろう。だが、ポステコグルー監督は「5点目、6点目を取りにいくのが自分たちのサッカー」。挑むのは、真っ向からの打ち合い。シュート21本を浴びせてねじ伏せた。
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8月24日の名古屋戦以来…