収賄で収監のブラジル元大統領が釈放 「政治的な判決」

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サンパウロ=岡田玄
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 南米ブラジルで、収賄などの罪で禁錮12年の判決を受け、昨年4月から収監されていたルラ元大統領(74)が8日、釈放された。最高裁の判例に従って二審での有罪判決で収監されていたが、ルラ氏らは「最高裁判決が確定するまで収監されないとする憲法の規定に違反している」と主張し、その訴えが最高裁に認められた。ルラ氏は今後、無罪判決を求め裁判闘争を続ける見通しだ。

 釈放されたルラ氏は、収監されていた南部クリチバの連邦警察署前で支持者らに「私を待ち続けたあなたたちが、民主主義の力となった」と語った。ブラジルの建設大手からマンションなど220万レアル(約5700万円)相当を受け取ったとして、収賄と資金洗浄の罪で禁錮12年1カ月の有罪判決を受けていた。

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 ルラ氏は2003年から2期…

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