セクハラ疑惑のドミンゴ氏、東京五輪公演の出演を辞退
2020年東京五輪・パラリンピックの文化プログラムに出演予定だった世界的なオペラ歌手のプラシド・ドミンゴさんが、辞退を表明した。8日、大会組織委員会が発表した。ドミンゴさんは「慎重に考慮したうえで、参加しないことを決断した」などと組織委を通じてコメントした。
ドミンゴさんは来年4月、組織委が主催する大会前の「祝祭感」を盛り上げるイベントで、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと共演する予定だった。ドミンゴさんをめぐっては、8月中旬に「約30年前から女性歌手らにセクハラ行為を繰り返していた」とAP通信などが伝え、米ロサンゼルス歌劇場の総監督を辞任するなどしている。
ドミンゴさんは来年1月28、31日に東京でコンサートを開く予定があり、すでにチケットが発売されている。主催者は「実施の予定です」としている。