羽田国内線ターミナル、飲食店やトイレで断水 一部復旧

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 羽田空港国内線ターミナルビルを運営する日本空港ビルデングによると、6日午前9時過ぎから、国内線ターミナルビルが断水した。

 日本空港ビルデングと給排水の維持管理を担う「空港施設」によると、午前8時20分ごろ、洗機場で水質の異常を確認し、午前9時ごろに原因調査のため給水を止めたという。

 国内線の第1、第2旅客ターミナルビルで断水し、多くの飲食店やトイレの手洗いの水が使えなくなった。第1ターミナルでは午後2時過ぎに復旧した。水質などを調査した結果、異常は見つからなかったという。第2ターミナルは調査中で、断水が続いているという。国土交通省によると、国際線ターミナルでは断水の情報はない。

 国内線ターミナル内にあるコーヒー店の男性店長によると、断水の影響で営業を休止した。復旧のめどはたっていないといい、「お昼時なのに大変だ」と困惑気味に話した。鹿児島県から仕事で訪れた女性(53)は空港内のテーブルで弁当を食べた。「食事しようと思ったらどこの店も(断水で)やっていないので、弁当を買った」と話した。

 国交省によると、運航への影響は出ていない。

 東京都水道局の担当者によると、都の水道施設には今のところ異常はなく、断水や水圧の異常を示す数値は確認していない。空港周辺の住宅からも断水の情報はないといい、「空港設備の不具合が考えられるのではないか」と話した。

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