「電撃的な台湾占領、中国軍の狙い」米識者の感じた脅威

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聞き手・峯村健司
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前米国防次官補代理 エルブリッジ・コルビー氏

 ――中国の建国70周年の軍事パレードでは最新鋭のミサイルが登場しました。

 「非常に強力な軍事力を誇示しようとする政治的なメッセージを感じた。米軍と同等もしくはそれ以上の能力を持っている兵器もある。アジアにおける米軍の絶対的な優位性は失われたと言える。日本は中国軍の脅威に最もさらされる国となるだろう」

 ――登場したミサイルや無人機を見ると、中国軍は台湾への攻撃を想定しているようにも見えます。

 「中国軍は有事の際に米軍による台湾への支援を阻むことを狙っている。台湾周辺の海上封鎖や爆撃もありうると警戒しなければならない。中国軍が最も望んでいるやり方は、電撃的に台湾を占領して政権を崩壊させる、あるいは屈服させることだろう」

 ――中国側には、中国軍が台湾に武力を使っても米国が支援のために反撃することはない、という分析があると聞きます。

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 「中国がそう考えているとす…

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