やっと銚子にサンマ 今秋初水揚げ、01年以降最も遅く

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高木潔
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 千葉県銚子市の銚子漁港で1日朝、この秋初めてサンマが水揚げされた。昨年より44日遅く、2001年以降で最も遅かった17年よりも26日遅い。

 この日は、3隻が入港し、計222トンが水揚げされた。午前7時から第3卸売市場で入札が始まり、参加者からは「小さいなあ」の声が漏れた。1キロ当たり352~150円で取引された。

 通常なら三陸沖を南下するはずのサンマの群れが、現在も北海道東方沖にとどまっているため、距離のある銚子への入港が遅れる一因になったという。入港したサンマ船のある乗組員は「花咲港(北海道)や大船渡港(岩手)で安値がついたので銚子に来た。日本の領海内には群れがほとんどいない」と嘆いた。

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