首相「現場主義を徹底された」 緒方さんの思い出語る

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 国際協力機構JICA)理事長などを歴任した緒方貞子さんの死去を受け、安倍晋三首相は29日、哀悼のメッセージを出した。メッセージで首相は「緒方元理事長は『人間の安全保障』の理念を早くから提唱され、積極的に現場に足を運ぶ『現場主義』を徹底されました。私も森喜朗元首相に官房副長官として同行しケニアを訪問した際、カクマ難民キャンプを緒方元理事長に案内して頂いたことを鮮明に思い出します」と生前の思い出を語った。

 茂木敏充外相も談話を発表し、「難民問題や貧困、紛争の解決といった世界の課題に立ち向かう第一線において、卓越したリーダーシップを発揮されました。緒方元理事長が、長年にわたり築いてこられた『人間の安全保障』や『現場主義』といった考え方は現在も開発援助人道支援の重要な理念として広く国際社会で受け継がれています」と生前の業績をしのんだ。

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