兵庫)国際観光芸術専門職大、県が設置認可申請

[PR]

 兵庫県は28日、豊岡市に設立を進める国際観光芸術専門職大学(仮称)について、文部科学省へ設置認可を申請したと発表した。順調に進めば来年8月に認可される見込みで、2021年4月に開学の予定だ。

 申請したのは芸術文化観光学部の1学科。「芸術文化及び観光をつなぎ地域の活力を創出する専門職業人の養成」を基本理念の一つに掲げる。芸術文化と観光を必ずどちらも学ぶ一体となった学部は、県によると日本初だという。学長候補者は劇作家の平田オリザさん。

 卒業に必要な単位数は一般的な4年制大学と同じ124だが、3分の1が実習で、4年間で800時間に上る。温泉旅館やレジャー施設、JRの駅などで観光を、劇場とホールなどで芸術文化を学ぶ。1回あたりの期間も最長4週間に及ぶ。最終的には、事業やイベントの企画運営までできる即戦力づくりを目指す。

 1年生は原則、大学に併設される寮暮らしとする。1学年の定員は80人で、一般選抜40人、学校推薦20人、留学生も含めた総合型選抜20人を想定している。今月30日には、スタジオや劇場を備えた学舎と学生寮の起工式がある。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら