ソチの名演再び 優勝の羽生、エキシビションでも挑戦

ケロウナ=大西史恭
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは27日(日本時間28日)、エキシビションがあり、閉幕した。

 男子優勝の羽生結弦(ANA)は2014年ソチ五輪のショートプログラム(SP)で採用した「パリの散歩道」を披露。曲が流れ始めると、客席から大歓声が上がり、羽生は4回転トーループなどを軽快に跳んで、大声援に応えた。エキシビションに「パリの散歩道」を選んだ理由は、「特に深い意味はないんですけど、ちょっと懐かしいものをやっていきたいなっていうのがよみがえってきた。今、このトーループ一本の構成のSPをやったらどのくらいできるのかなっていう挑戦でもあって。ちょっと楽しみにしながらしっかり備えてやってます」と説明した。男子総合3位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は黒の衣装で「パンプイット」を滑った。軽快にステップを踏み、3回転トーループなど計3本のジャンプを跳んだ。

 女子総合2位の紀平梨花(関大ク)は「スピリット」を披露。2回転半ジャンプ、3回転サルコーを跳び、しなやかな踊りで魅了した。女子優勝のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)は右半身が白、左半身が黒の奇抜な衣装で登場。鮮やかに3回転ルッツなどを決めた。

 GPシリーズ第3戦フランス杯は11月1日、フランス・グルノーブルで開幕。日本勢は男子の宇野昌磨トヨタ自動車)、女子の坂本花織シスメックス)らが出場する。(ケロウナ=大西史恭)

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