「選挙運動をやめなければ刺す」――。右翼過激派からとみられる脅迫メールが、ドイツのある政治家に届いた。脅しに屈せず選挙運動を続けたが、所属政党は27日にあった東部の州議会選で、初めてトップから陥落。大きく伸びたのは、またも右翼政党だった。
脅迫を受けたのは、中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)に所属するマイク・モーリンク氏(47)。ドイツ東部チューリンゲン州議選で、CDUの筆頭候補だった。
投票日の約1週間前、事務所宛てに脅迫メールが届いたという。モーリンク氏によると、差出人は「グローバルに広がる極右組織」で、「選挙戦をやめなければ、次に公の場に出たところで刺す」などと書かれていた。
モーリンク氏はツイッターに動…