レオ秋山は、コイ菊池涼は… FA戦線、静かな幕開け

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 プロ野球は24日、移籍が自由にできるフリーエージェント(FA)権の行使期間が始まった。今季、大リーグへの移籍も可能な海外FA権を取得した西武の秋山ら注目選手は行使を明言せず、ストーブリーグは静かに幕を開けた。

 「ある程度、自分の中で考えは持っている。時期が来れば、しゃべります」。日本代表「侍ジャパン」が合宿している宮崎市で取材に応じた秋山は、そう話すにとどめた。同じく代表で国内FA権を持つ広島の菊池涼も「あんまりカープと話ができていない」と、この日は態度を明らかにしなかった。

 大リーグへの挑戦も視野に入れる秋山は、国内外も含めた争奪戦の筆頭候補。パ・リーグ2連覇に貢献したリードオフマンを引き留めるべく、西武はクライマックスシリーズ終了後にすでに1度、秋山と交渉した。昨季は浅村(楽)、炭谷(巨)とFAで次々と主力が去ったこともあり、この日、取材に応じた渡辺GMは「仲間が出て行って、さみしい思いは経験している。とにかく残留してほしい」という。

 国内FA組では、ヤクルトの主砲で、来季から日本選手扱いとなるバレンティン、ロッテでは守護神の益田や内外野を守れる鈴木らの動向に注目が集まる。ソフトバンクの福田は、複数球団が興味を示しており、争奪戦になりそうだ。

 FAの行使期間は11月1日まで。2日に公示され、3日から交渉が可能になる。オリックスの福良GMは「うちはFAには参戦しない」と明言し、静観の構えをみせる。

 また、DeNAの筒香は今オ…

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