新潟)訪日客おもてなしに磨き 上越・高田地区の商店街
鈴木剛志
新潟県上越市の高田地区にある商店街のおかみさんたちが、冬季の外国人観光客を増やそうと、もてなしの技術を磨いている。英語を勉強したり、オプションのサービスを提供したり。ゆくゆくは自然でさりげない「普段着のおもてなし」を目指す。
えちごトキめき鉄道の高田駅近くの商店街。10月19日、商店街を貫く本町通りで「越後・謙信SAKEまつり」が開かれ、日本酒を味わう人たちでごった返していた。
その中をフィリピン人の女性2人を案内する人たちがいた。呉服店に入ると、2人は通訳を介して着物の説明を受けたり、打ち掛けを着せてもらったり。市内で暮らすマリアさん(30)は「着物を着たのは初めて。日本の伝統を知る機会はめったにありません。うれしい」と笑った。
マリアさんたち2人をエスコ…