「家族のよう」「大好き」 代表の絆深めたファンゲーム

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野村周平
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 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、世界を驚かせてきた日本の快進撃が止まった。1次リーグ4連勝で初の決勝トーナメントに進んだが、20日の準々決勝(東京スタジアム)で優勝2度の南アフリカに3―26で完敗した。

 南アフリカに敗れた後のインタビュー。東京スタジアムの大型ビジョンに主将のリーチ・マイケル(31)が映ると、満員の観客から一斉に「リーチ」のかけ声が飛んだ。険しかった主将の表情が緩む。4年に1度の戦いを終え、「このチームの主将ができて誇りに思う」とほほえんだ。

 「家族のようなチームだった」。3大会連続W杯出場の田中史朗(34)はピッチでむせび泣いた。7カ国の出身からなる31人の選手とスタッフたちは「ワンチーム」というスローガンを掲げ、結束した。異なる言語と文化の壁を越えるため、グラウンド外でも同じ時間を共有してきた。

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