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　ラグビーの第９回ワールドカップ（Ｗ杯）日本大会で初めて８強に進んだ日本は、準々決勝で強豪の南アフリカに敗れた。前半、２点差で競り合いながら、３―２６に終わった。

　どのチームより、厳しい練習を重ね、フィジカルに自信があった日本が、なぜ勝負の後半に失速したのか。そのヒントは「３日前」にメンバー発表した南アの記者会見にあった。

　１０月１７日、京王プラザホテル（東京都新宿区）で、南アのヨハン・エラスムス監督は冒頭、切り出した。「イタリア戦（１０月４日）と同じチームです。変更はありません。イタリアと同じ２３人が、日本と戦います」

　通常、公式戦の登録選手は４…