第67回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が、名古屋市の名古屋国際会議場で開幕した。19日には中学校の部があり、中国支部代表として出場した防府市立桑山中が後半の部で金賞を受賞、3年連続の栄誉に輝いた。山口市立小郡中は前半の部で銅賞だった。

 桑山が自由曲に選んだのは「小組曲」。ドビュッシーが100年以上前に作曲したクラシック曲。顧問の中村武司教諭(48)によると、シンプルなつくりだからこそ、ごまかしが利かない難しさがあるといい、部長の岩本幸来(さら)さん(15)は「繊細さが必要な演奏が続くなど、最初は戸惑った」と振り返る。

 演奏を終え、岩本さんは「(観客席から)ブラボーと声が上がった時、やりきったと思えた。難しかった自由曲も、今では全員がこなせるようになった。この曲をやって良かった」。金賞が決まると、「幸せです。最高の演奏だった思います」と喜んだ。

 小郡中は、折り鶴のストラップ…

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