バーニーズNY、米の全店閉鎖へ ブランド使用権も譲渡

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ニューヨーク=江渕崇
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 経営破綻(はたん)した米高級百貨店バーニーズ・ニューヨークが、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループなどに資産を売却することで合意した。米国内に残す予定だった7店をすべて閉鎖し、米百貨店のサックス・フィフス・アベニューにブランド使用権を与える方向という。

 米破産裁判所に提出された16日付の文書や、米紙ウォールストリート・ジャーナルの報道で明らかになった。売却額は2億7100万ドル(約290億円)。買い手が見つからずに清算される事態は回避したものの、ニューヨーク・マディソン街の旗艦店をはじめ、米連邦破産法の適用を申請した8月時点で営業を続ける予定だった既存店をすべて閉じる方向で合意した。

 米投資会社などと組んで資産を買い受ける予定のオーセンティック社は、「ノーティカ」「ナインウェスト」など約50ブランドを抱える。バーニーズのブランドは、同じくニューヨークを拠点とする高級デパートのサックスが自店舗内に専門店を設けるのに使うほか、オンライン店舗を引き継ぐことも検討しているという。

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