NZの新星も…ラグビーW杯の各国選手「宗像育ち」続々

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森田博志
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魔法のやかん

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)で決勝トーナメントに進んだ強豪には「宗像育ち」の選手がいる。アイルランドのSOジョナサン・セクストン(34)をはじめ、福岡県宗像市で開かれている若手の国際大会に参加して経験を積み、今回のW杯に選ばれた代表選手は20人を超える。この「登竜門」の大会を支えるのは、日本のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(49)と縁がある元ラガーマンだ。

 毎年春に行われる「サニックスワールドユース交流大会」は今年20回目を迎えた。南アフリカニュージーランド(NZ)から学校単位で参加チームが集まる珍しい国際大会で、これまで20カ国・地域から延べ1万3千人が参加している。各協会に強豪校の派遣を依頼しており、代表になった選手は130人を超えたという。

 5年前、優勝したNZのハミルトンボーイズ高に、俊足でひときわ異彩を放つ選手がいた。大会を運営する財団の渡辺敏行事務局長(44)は、関係者から「彼は別格。代表になるよ」と耳打ちされた。言葉通り、セブ・リース(22)はオールブラックスの新星として日本へ戻ってきた。

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 渡辺さんは異色の経歴の持ち…

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