継承された平尾イズム 当時の代表「隔世の感」

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平尾剛の知って楽しむラグビー

 日本代表の躍進で盛り上がりを見せるラグビーW杯。決勝トーナメント初戦、南アフリカ戦がある20日は「ミスターラグビー」こと平尾誠二さんの命日です。平尾さんが監督を務めた1999年大会の代表メンバー、神戸親和女子大教授の平尾剛さん(44)が「平尾イズム」について語りました。

 1次リーグA組最終戦でスコットランドに競り勝った日本代表は、史上初の決勝トーナメント進出を決めた。体格差を感じさせないコンタクト、相手に応じて戦略を変える柔軟さを持ち合わせた今の日本代表は、私の現役時代を振り返ると隔世の感がある。

 そして決勝トーナメント初戦、南アフリカとの試合が行われる10月20日は、奇(く)しくも平尾誠二さんの命日である。

 平尾さんが指揮を執った1999年の第4回W杯には、日本代表に6人の外国出身選手が名を連ねた。そのうちの1人、ニュージーランド国籍のアンドリュー・マコーミックは、日本代表史上初の外国人主将だ。和魂洋才ならぬ「洋魂和才」を掲げた当時の代表チームに、そこまでして勝ちたいのかとファンやメディアは批判的だった。

 しかし、当時のメンバーだった私は忘れない。

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 刺激を受けたのは普段は、陽…

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