福井)遺族が検証委設置求める手記 報告書公表から2年

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平野尚紀
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 福井県池田町立池田中学校2年の男子生徒(当時14)が自殺した問題で、担任や副担任の厳しい指導叱責(しっせき)が要因と指摘した調査報告書が公表されてから、15日で2年になる。生徒の母親が11日に取材に応じ、検証委員会の設置を求めることや今の思いなどを記した手記を公開した。

 「『どうして……』『なんで……』と考える日々は今でも続いています」。便箋(びんせん)2枚の手記には、母親の心境が記された。再発防止策が実施されているか疑問とした上で、「確実に実施されているのかを知るためにも、ぜひ検証委員会の設置を要望したい」とつづっている。

 母親は取材に、「町は『やっています』と言うけれど、再発防止につながっていないと思ってしまう。もっとちゃんと考えてほしい」と訴えた。検証委員会の設置を求めたのに加え、そもそも、再発防止策を考える上で当時何があったのかを知ることが前提と述べた。

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