ドイツで発砲事件、2人死亡 ユダヤ教の礼拝所近くで

ベルリン=野島淳
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 ドイツ東部ハレで9日正午(日本時間午後7時)ごろ、複数の発砲事件があり、少なくとも2人が死亡、2人がけがをした。地元警察は逃げた犯人のうち、男1人を拘束したと発表した。他にも逃走している犯人がいるという。テロなど重大事件を扱う連邦検察局が捜査を始めた。

 ドイツメディアによると、発砲はユダヤ教の礼拝所(シナゴーグ)近くであり、女性1人が死亡した模様。この日はユダヤ教の祝日だった。また、近くの飲食店でも発砲があり、男性1人が死亡した模様だ。

 ドイツメディアへの目撃者らの証言によると、発砲した男はヘルメットをかぶり、戦闘服のような姿だったという。銃のほかに手投げ弾のようなものが使われた可能性もあるという。

 さらに、ハレから約15キロ離れたランツベルクでも発砲があり、当局はハレの事件との関係を調べている。

 ハレは人口約24万人。地元警察は市民に外出を控えるよう注意を呼びかけた。ドイツ鉄道はハレ中央駅を閉鎖。近くの学校も閉鎖された。(ベルリン=野島淳

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