ロック離れに一石を フェンダーが大阪にアジア初専門店

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富岡万葉
【動画】フェンダーを弾き比べ アメ村に出店した専門店=小杉豊和撮影
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 若者のロック離れが指摘される中、米国のギターメーカー「フェンダー」が、大阪・心斎橋の老舗楽器店・三木楽器アメリカ村店内にアジア初となる公式ショップをオープンさせた。ライバルの米楽器大手ギブソン・ブランズが昨年、経営破綻(はたん)する中、なぜ、今、アメ村進出なのか。

 フェンダーが4月にアジア初の公式ショップとして出店したのは三木楽器アメリカ村店の2階。店舗での顧客との接点を重視し、日本での出店を目指していたフェンダーの呼びかけに、創業190年を超え、バンドコンテストや音楽教室も手がける関西最大手の三木楽器が手を挙げた。

 4階建ての売り場のうち2階を丸々フェンダーのギターだけで埋めた。ストラトキャスターや、テレキャスター、ジャガー。フロア一面に、エリック・クラプトンや、ジミ・ヘンドリックスらが愛用した有名モデルが並ぶ。初心者向けの約7万円のモデルから常時300本以上をそろえ、100万円近い最上級ライン「カスタムショップ」の専用展示室もある。

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