「彼はW杯でプレーしない」 浜畑を演じた31人目の男

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野村周平
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魔法のやかん

 20日に開幕したラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会。グラウンド外の盛り上げに欠かせない役割を果たしているのが、前日本代表主将の廣瀬俊朗さん(37)だろう。ラグビー界の枠を超えて存在感を高めている。

 15日に最終回を迎えたTBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」では、司令塔の浜畑譲役を熱演。後輩にポジションを託す時の悔しさと信頼がない交ぜになった表情は、前回W杯に至る前に代表主将をリーチに譲り、自らはW杯で登録メンバーに入りながら1試合も出場できず、それでも仲間たちの絶大な信頼を集めた男の生き様に重なった。演技は今回が初体験だったが、「気持ちの入りやすい役にしてもらった」と全精力を傾けていた。

 前回W杯で日本代表ヘッドコーチを務めたエディ・ジョーンズ氏は、日本代表メンバーを31人に絞る時、まず先発15人を選び、その後に30人目と31人目の選手を決めたという。31人目が廣瀬さんだった。

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