医師めざすトライゲッター福岡堅樹、けが克服の経験が糧
角詠之
ラグビー・ワールドカップ(W杯)の日本代表は5日、1次リーグ3連勝をかけてサモア戦に臨む。前回のアイルランド戦で逆転トライを決めた福岡堅樹(27)は、来年の東京五輪後に引退し、医師をめざす。けがに苦しめられてきたウィングは、支えてくれた医師と同じ道を志す。
9月28日のアイルランド戦。福岡は逆転トライを決めた後も、相手からボールを奪って約50メートル独走する俊足を見せつけた。ふくらはぎを痛め、初戦のロシア戦を欠場したことを感じさせない動きだった。
福岡は県立福岡高2年のとき、左ひざの前十字靱帯(じんたい)を断裂。3年の夏も右ひざに同じけがをした。手術すると「花園」の福岡県予選に出られないおそれがあった。
整形外科医の前田朗さん(57)は福岡に言った。
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「手術したら間に合わない」…
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