故郷去る被爆2世の医師、患者を支え励ました30年

有料記事

成田愛恵
[PR]

 被爆者支援に尽力してきた被爆2世の青木克明(かつあき)医師(71)が9月末、東京へ移住する。広島共立病院(広島市安佐南区)健診センター長。16日に同市内の広島弁護士会館で講演し、これまでの活動を振り返った。

 「医者としてそれなりに満足いく仕事ができたかな」。講演会では写真や自身が描いた絵を見せながら、医師として原爆症の認定申請に関わった被爆者の症例や、制度の実態を話し、韓国やブラジルを訪れるなどした在外被爆者の支援などを振り返った。

 青木さんは1948年5月に広島市で出生。横浜市立大医学部で学び、神奈川や長野の病院に勤めた。母親は24歳の時、宇品の旧陸軍船舶司令部で被爆したが、多くを語らなかった。

ここから続き

 報道で開催を知った青木さん…

この記事は有料記事です。残り660文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら