繁華街から消えた工藤会 消えない「やくざ」への親近感

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 週末の夜、北九州小倉北区堺町の繁華街。居酒屋やバー、スナックが並ぶ通りで人々が行き交う。ラフな格好の男性、ホステス風の女性、会社帰りのサラリーマンの集団……。一見して組員風の人物はいない。

 JR小倉駅近くで飲食店を営む男性は、約10年前は黒い高級セダンが列をなし、こわもての男たちが黒の背広姿で街角に立っていたと振り返る。「いかにもという雰囲気だった」

 防犯活動に取り組む40代男性も昔、工藤会幹部が大柄の男2人を連れている姿を何度か見かけた。暴力団関係者らしき男たちが酔って暴れ、けんかし、パトカーのサイレンが鳴ったことも。だが、最近はこうした光景はめっきり見なくなった。今は女性の一人歩きも珍しくない。

 男性は言う。「かつては『工…

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