プロ野球のヤクルトは9日、2009年に最多勝に輝き、通算85勝を挙げた館山昌平投手(38)が今季限りで現役を引退すると発表した。1980年度生まれの「松坂世代」の引退発表は、広島で通算165セーブを記録した永川勝浩投手に続き、今季2人目。中日の松坂大輔投手は現役続行を希望しているが、去就は不透明。多くのプロ選手が出た世代だが、引退を表明していない日本野球機構(NPB)の選手は6人だけになった。
館山のすごさは度重なるケガを乗り越えてきたことだ。肩やひじに残る手術跡は150針以上。右横手から体にかかる負担は計り知れなかったが、その投げ方にこだわり、チームのために投げ続けた。
松坂世代で今なお、輝きを放つ選手もいる。
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