奈良)薬師寺慈恩殿の障壁画66面、細川元首相が描く

有料記事奈良を歩こう薬師寺

福岡龍一郎 岡田匠
[PR]

 元首相の細川護熙(もりひろ)さん(81)が薬師寺奈良市)の慈恩殿(じおんでん)の障壁画を描き、6日、絵に魂を入れる開眼入魂法要があった。「東と西の融合」をテーマにシルクロードの世界を描き、6年がかりで完成させた。7~15日に一般公開される。

 慈恩殿は江戸時代の建物で、法相宗の宗祖・慈恩大師に由来する。障壁画は約100畳の広間を囲むように66面、113枚からなり、全長は157・72メートル。

 寺や細川さんによると、元管主(住職)の故・高田好胤(こういん)さんが細川夫妻の仲人を務めるなど寺との縁が深く、寺が制作を頼んだ。細川さんは2013年から知人と2人で作り始め、シルクロードの世界を想像するため中国の西安や敦煌の遺跡を訪れた。

ここから続き

 障壁画には、釈迦が悟りを開…

この記事は有料記事です。残り211文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら