中学のときに体調に異変 たたき起こされても朝目覚めず

有料記事患者を生きる

松本千聖 竹野内崇宏
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患者を生きる・眠る「体内時計のずれ」(1)

 午前5時、東京・新宿。まだ人の姿もまばらな街を通り抜け、竹前翔太郎(たけまえしょうたろう)さん(31)は家路につく。

 夜から明け方にかけ、電話で様々な悩み相談にのるNPO法人で仕事をしている。帰って就寝して、起きるのは正午過ぎ。体内時計のリズムが、24時間のサイクルに合わない「概日(がいじつ)リズム睡眠・覚醒障害」を抱えている。

 長野県須坂市に住んでいた中学2年のころ、急な体調の変化に苦しんだ。

 朝、家族にたたき起こされても目が覚めない。ふらふらしながらなんとか学校へ行ったが、寝ぼけて途中で車にはねられそうになったこともあった。胃腸の調子が悪く下痢を繰り返し、頭が重くて授業に集中できなかった。肌が荒れ、ニキビが増えていった。

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 眠りにつく時間は、午前0時…

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