米特使「和平はトランプ氏待ち」 タリバーンは爆破テロ
ワシントン=渡辺丘
米政府でアフガニスタン和平を担当するカリルザード和平担当特使は2日、米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバーンとの和平合意案が「まとまった」ことを明らかにした。トランプ米大統領の承認を待つ段階にあるとして、和平協議が大詰めにあることをほのめかした。ただ、アフガニスタンではこの日もタリバーンによるテロ事件が起きており、和平への道は険しいものとなっている。
カリルザード氏の発言は、訪問先のアフガニスタンでの主要テレビ局トロのインタビューでのもの。和平の「基本合意に達した」と語り、「米大統領が承認するまでは(合意は)確定はしない」として、トランプ氏の決断待ちであることを明らかにした。
基本合意の内容については、米国がアフガニスタンに駐留する米軍約1万4千人のうち約5千人をアフガニスタンの五つの基地から135日以内に撤退させ、タリバーンはアフガニスタンを拠点にした国際的なテロ活動を許さない、というものだと説明した。
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さらに、カリルザード氏は…
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