大坂の連覇に立ちふさがったのは 同年代の因縁ライバル

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ニューヨーク=稲垣康介
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 テニスの4大大会最終戦、全米オープンの女子シングルスで、連覇をめざした大坂なおみ日清食品)に相性の悪い難敵が立ちはだかった。今季2戦未勝利のベリンダ・ベンチッチ(スイス)だ。2日(日本時間3日未明)の4回戦で対戦し、5―7、4―6で敗れた。

 連覇絡みで因縁があった。大坂が昨年、ツアー初優勝を飾ったのがBNPパリバ・オープン。前年女王の重圧を背負って臨んだ今年3月、大坂はこの日と同じ4回戦で当たってストレート負けしていた。

 センターコートの第1試合。ベンチッチは得意の低い弾道のラリー戦で真っ向勝負を挑んできた。コートの最前列、ネット付近の真横で観戦した日本テニス協会の土橋登志久・強化本部長は「ラリーの軌道が本当に低くて、質が高い。ベンチッチのストライクゾーンで戦っていた」。大坂も打ち合ったが、全米オープンの前哨戦で痛め、サポーターを巻いている左ひざが万全でなかったハンディもあり、腰を落としきれずに打球をネットにかける場面が散発した。

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 決してミスを連発したわけで…

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