北海道)釧路港まつり、手こぎ和船で中学生がデビュー
宮永敏明
釧路市の「釧路港まつり」で4日、恒例の手こぎ和船「釧路ゆめこい渡し」のこぎ手に中学生がデビューした。釧路市立青陵中3年の松並弘貴君(15)。ぎこちないながらも力強い艪(ろ)さばきで船を操り、観光客らを喜ばせた。
釧路は釧路川河口に開けたが、両岸が橋で結ばれるまでは、渡し船で人や物資を運んだ。「和船を操る技術を伝え、活性化につなげよう」と2006年、元船員など市民有志が「釧路川『渡し船』委員会」を結成。夏のイベントで観光客を乗せて和船を運航するとともに、講習会を開いてこぎ方を伝授してきた。
「渡し船」は木製で全長7・5メートル、幅1・5メートル。船尾で1人が艪をこぎ船を操る方法と、船首で別のこぎ手が櫂(かい)で進路を決める方法がある。
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