三重)参拝客もてなす風鈴1千個 伊賀・広禅寺の回廊

有料記事

森直由
[PR]

 「チリン、チリン」――。三重県伊賀市上野徳居町の広禅(こうぜん)寺で、回廊に約1千個の風鈴が飾られている。猛暑の中、風がそよぐたびに参拝客を涼しげな音で出迎えている。

 寺は約600年前の開創と伝わり、戦国時代織田信長の軍勢に攻められたとされる。少女に化けて寺で手伝いをしていたが、猟師に撃たれたキツネにまつわる伊賀の民話「こじょろうぎつね」をまつったとされるほこらなどもある。

 寺によると、風鈴には古来より邪気を追い払う力が宿るという。寺を訪れる人に福が訪れるように願い、昨年夏から山門と庫裏を結ぶ回廊(約25メートル)の天井に、ガラス製の風鈴約1千個をつるし始めた。今年も9月末まで飾る予定。

 寺の檀家(だんか)総代の鈴…

この記事は有料記事です。残り165文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら